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出荷中止HP20171120

我々はどこへ (2009.07.26)

すっかり夏休みですね。

夏休みということで上野公園内の博物館やら美術館やらで多くの特別企画をやってますね。私も子供の頃カブト虫やクワガタの展示会や恐竜博なんかに行った記憶があります。

そんな中で私が特に注目しているのは東京国立近代美術館の特別展、ゴーギャン展です。なんと日本発だそうですね。9/23まで開催されているので人混みを避けて9月になったら行くかも知れません。

千葉は先週梅雨明けして今日も天気で朝から暑いです。てっきり全国的に梅雨明けしたと思い込んでいたのですが、梅雨明けしたのは関東の一部と九州の一部、沖縄だけのようですね。それにしても九州や中国地方の大雨による被害が心配です。自然は何を訴えているのでしょうか・・・・・


先日ある仲間のメーリングリストで、農業を学ぶ若い友人がこんな質問をしていた。

「農業は土壌を化学肥料や農薬で汚すし、農業機械は化石燃料を使うしで、実はエコと程遠いのではないだろうか?」と。

これは一般的な誤解をよく表していると思うので少し説明をしておこう。

そもそも農業=エコであるという一般的な誤解がここにあると思う。エコロジーというのは本来の意味は「生態学」という意味で、生物と環境の関係を取り扱う学問である。従って農業=エコロジーという図式は本来の意味からは成り立たない。

ところが最近では企業のCSR活動などのイメージ戦略により「環境(生態系)維持」や「環境回復」などというニュアンスで捉えられることが増えているようだ。では農業=環境(生態系)維持or環境回復 という式は成り立つのだろうか?

農業は、野菜や果物、家畜などを含めて生命を生み出す産業であることから生態系の維持や回復に役立つというイメージがあるのは事実だと思う。でもそれは全くの誤解だ。というのはもし仮に農業が生態系のバランスに従っているのなら、あえて人工的に作物を植えて育てる必要などないではないか。

要するに農業が生態系を維持する機能をもつのであれば、それは狩猟や採集と同義ということになる。生態系を維持できないから人は農業を発達させたのであって、農業と生態系維持はむしろ矛盾する。

人は自らが充分に栄養を補給したい、子孫をたくさん残したいという欲望を満たすために生態系のバランスに従って生きていた狩猟・採集生活から、人間の欲望に都合の良い生態系を作り出す農的生活にチェンジしたのだ。

このことから農業=環境維持や環境回復などというのは明らかに間違いだ。もしイコールの式を描きたいとすれば、農業=人口維持・人間中心 ということになる。

だからと言って単純に農業を否定するつもりはない。エゴイズムというのはこの世で肉体をまとっている間は間違いなく消すことはできないからだ。農業は人類繁栄のエゴイズム。幸せに生きたいと願うのは個体レベルのエゴイズム。自分が生きている時だけ近代文明の生活を維持できれば良いと思うのは世代のエゴイズム。

だが人間は未来を考えられる唯一の生き物であり、種を越え更に地球全体の環境を把握できる存在だ。昨今の地球規模の異常気象の意味するものは何か?あえて部分的にエゴを否定して人間社会のゆくえを修正できる可能性を持った存在であると私は信じている。


先のゴーギャン展では彼が最後に遺書代わりに残した大作も展示される。その有名なタイトルは、

「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」
ゴーギャン.jpg


生前の彼は画が売れず貧困の中で素朴で単純な生活に楽園を求めてタヒチに渡りこの画を最後に自殺未遂を犯す。


彼はどこを目指したのだろうか?



そして私はどこへ・・・・・ 
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スーパー雑草

また台風キテマスな。

今日は畜産センターの研修はお休み。国立科学博物館の黄金の都シカン展か、国立近代美術館にゴーギャン展でも見に行こうか、なんて思ってたんですが3日前にプール行って張り切り過ぎて疲れてるのと、台風が来ているとのことから来週に延期することにしました。

さてお馴染みのクローズアップ現代の昨日の放送で農薬の問題について触れていました。そこで少しこの問題について私の持っている知識も含めて考えてみましょうかねと。

タイトルは「スーパー雑草大発生」というもの。1970年に開発された「グリホサート」という除草剤(農薬)は劇的に効果があることからおよそ30年間世界中で使われ続けてきた。

グリホサートというと馴染みが薄いが、製品名は「ラウンドアップ」で米モンサント社が開発・販売している。その有効成分名はグリホサートイソプロピルアミン塩。植物の生理阻害(生育に必要なアミノ酸やタンパクの合成を阻害)を起こし、枯死させる。

もちろん雑草だけを枯らす訳ではなく、あらゆる植物に効果がある。従ってかつてはその散布の方法は農作物にかからないように撒かれていたのだが、なにぶんアメリカの広大な農地でそんなミミッチイことしてたらメンドーくさい。そもそもアメリカジンは手先が不器用なのだ。(怒られそうだな)

そこで近年のバイオテクノロジーの進歩と成果によりラウンドアップでは枯死しない遺伝子を虫(クモだったかな)の遺伝子から抽出し、農作物に組み込んだ遺伝子組み換え作物(GMO)をモンサント社自身が開発して種苗販売にも乗り出した。

これがいわゆるラウンドアップ耐性作物と言われるもので、現在主な作物としてトウモロコシ・大豆・ナタネ・綿などが開発され世界中、特にトウモロコシや大豆を大規模に栽培するアメリカや南米諸国に広まっている。

つまりこれらの穀物大国では30年以上除草剤がぶん撒かれてきたのだ。ところが近年問題が発生した。それは生物の多様性を育む自然の驚異的進化の力だった。除草剤が効かない草がいつの間にか自然界に誕生してアメリカや南米だけでなく日本でも次第に勢力を増していたのだ。

その雑草がスーパー雑草と言われるもの。番組で紹介されていた日本の例ではオモダカという可愛らしい花を咲かせる草だった。この草は本来冷たい水を好む高冷地などに生息していたらしいがスーパー雑草へと変異を遂げた彼女は全国の田んぼに勢力を広げているそうだ。

遺伝子組み換え作物はアメリカでのシェアが大豆で91%、トウモロコシで85%(数字はうろ覚え)というからアメリカは国を挙げてスーパー雑草の進化を助けたと言っても過言ではない。除草剤を大量に撒けばそれだけ雑草に進化する機会を与えるという矛盾が生じるのだ。

日本では遺伝子組み換え作物はほとんど作られていないが、ラウンドアップなどの除草剤(農薬)はやはり1980年頃から大量に使われてきているのだ。もちろんその背景には日本の農業の大規模化・担い手不足による高齢化などが安易な農薬散布を助長して来たと言える。

人間にとって目下の問題はこれらスーパー雑草による作物収穫量の減少にある。スーパー雑草による収穫量の減少は20-40%にも及ぶというのだ。世界の穀物輸出大国であるアメリカや南米の穀物生産量が激減するとこれらを輸入に頼り切っている日本はどうなっちゃうの?

こうした農業を取り巻く自然界の変異危機や人口増加を考えると10年以内、最悪だと5年以内に深刻な食糧不足が問題となるのではないだろうか。

まず農薬を使用せざるを得ない現状の問題として農業の大規模化がある。これは政策的な背景も後押ししているが、農業人口の減少に起因するのだ。日本では人口の5%の農民が農業を支えている。

つまり日本の食糧自給率を100%にしようと思ったら1人の農民が20人分の食べ物を作らなくてはならんのだ。

更に農業人口の減少は主に農業収入が十分でないことが考えられる。日本の社会は20人に1人の食糧生産係の生活を支えてあげることもできないのだ。日本人はそれだけ食べ物の価値を軽んじていると言える。

その証拠に日本の食糧廃棄率はなんと全体で15%にも及ぶのだ。この廃棄を仮に0にできたとすると日本の食糧自給率はおよそ8ポイント上がって約48%に上昇する。農業政策も大切だと思うが平行して食糧廃棄の問題にも取り組まねばならないことは明らかだ。

話がズレたが、20人分の食糧を支える農業者の生活を支えるため食べ物の価格を一気に2倍することは難しいだろう。だから少しずつ農作物の価格を上げる努力をする(付加価値作物を生産する)更に農産加工品などで直接付加価値を付けて販売する仕組みを作る⇒農民の収入を増やす⇒農業の担い手を増やす取り組みを継続する、ということを平行して行っていくしかないだろう。

私の理想を言うと、1人の農民が5人分くらいの食糧生産で暮らしていけるような社会になればいいと思う。そしてその先には全ての人間が家庭菜園レベルでも良いから何らかの食糧生産に関わって生活しているような文化が心身共に健全な社会であるような気がする。半農社会的な生活だ。

クリアすべきハードルは多いだろうが、中でも価値観の変革が必要だと思う。幾らなんでも5人分の食糧生産で海外ブランドを全身にまとい、高級外車を乗り回す、なんて生活は不可能だ。

ということは低生産・低消費で満足できる新たな価値観が必要となる。その代わり新鮮で無農薬で安全な食糧を、顔見知りの農家が生産し、直接彼から購入することができる・・・・・・


どうでもいいが、番組のゲスト解説者として呼ばれていた、神戸大学大学院農学研究科教授の伊藤一幸氏が話下手で何を言いたいのかよく分からず、国谷キャスターに度々助けられているのが痛々しかった。この人の授業とかつまんないだろうな・・・・

そして番組の締めくくりで、彼が話した内容に唖然とした。

「1種類の農薬を使い続けると植物が進化する可能性が高いので複数の農薬を組み合わせて使用することが重要ですね」

え?結局除草剤もっと使えってことか。あなたモンサントに裏金握らされてるんじゃないのか。

ところで先のスーパー雑草の中には本来植物が持っていない、人間で言うと肝臓の解毒作用のような生理機能を獲得したものもあるそうだ。

ということは新しい農薬が効かないということもある訳で、伊藤教授の言う複合農薬も解毒されてしまう可能性もあるのだぞ。


伊藤教授、人の良さそうな顔してるからって追求を逃れられると思うな。さぁ、あなたが植物に解毒される番だ。自己紹介のページで「農薬会社の宣伝マンではありません」なんて言ってるのが虚しいぞ。




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農家崩れたっていいさ(2009.05.12)

う〜ん。

とりあえず今朝の産経ニュース「【2030年】第2部 ふるさとはありますか(3)ご飯1杯の値段 農家崩れたっていいさ」を読んでみてください。

それとこちらも。「【2030年】第2部 ふるさとはありますか(1)農山漁村から見える未来 日本の食支える「3%」

はじめのタイトルなんてちょっと今の私の心境に似ていますね。これだけ農の問題が危惧されているのに今の農業や農政を取り巻くのはクダラン奴らばかりだってのはこの間お話した通り。正直に言って私はあんな人達と二度と関わりたくないと思う。中には悪気のない人も含まれるのだけど、でも悪気があるなしなんて問題じゃない。実質的にくだらん肩書きやNPO法人なんかで税金を食いつぶしているのは事実なのだ。逆に本人が意識しない偽善的行為の方が性質が悪いというものだ。

問題のポイントを簡潔に整理しておきます。1番目、日本の農政はここ数年農地の集約化を図って来たので農業人口が減少した。2番目、その結果として一件の農家当りの耕作地は増えたが、同時に耕作放棄地も増加した。3番目、結果として日本全体の総耕作地が減少したので自給率も減少した。

私はこんな馬鹿げた農業政策が進行してしまった原因は次の人達にあると思う。農業を得票の手段として利用してきた政治家とその政治家にすがって金儲けしようと規模拡大してきた農業法人や地方の農業関係者達。更に最近では農業や過疎化対策に充てられたふんだんな税金の奪い合いをする偽善的なNPO法人らが加わっているようだ。

ま、全部がそうだとは言いませんが、私は安易にNPO法人なんかで政治にすがって生きて行くなんてミットモないことはできません。だから一旦仕切りなおしてこれまでと違うアプローチをする必要があると今思っている訳です。きっと私は地道な経済活動を行いながら農や食の問題にまずは間接的に自分なりの方法で取り組んで行こうと今は思っています。


きつい言い方ですが、

一度滅びたらいんじゃね?日本なんて 
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植物工場2(2009.07.04)

では前の記事の植物工場のメリット・デメリットを踏まえて特報首都圏の報道内容を見てみようゼ。(なんか語り口が変わってないか?)

まず失敗例として既に植物工場に参入しているベンチャー企業を取り上げてた。この企業は植物工場を建設し生産を始めたのはいいが、不況のあおりを受けて販売先が減り、工場としての採算ラインの稼働率を割っているそうだ。

植物工場の作物は通常の栽培方法よりも割高になるため普通のスーパーでは取り扱いが難しい。つまりこの企業は植物工場のメリットを活かした販路を確保せずに闇雲に生産を開始してしまったのだ。きちんとしたビジネスモデルが描けていなかったんだよ、これは。

この手の失敗例は植物工場だけのことではなく、農業全般に言えることだ。販路を確保せずに生産を先走りしてしまう新規就農者は多い。何を作り何処に幾らで販売して年間どれくらい取り引きしてもらえるのかを具体的に決めとかないと、おっかないったらありゃしない。

だいたい、就職する時に条件の刷り合わせで年収幾らで年間休日何日でとかやるでしょ?普通は。新規就農者は脱サラ組みが圧倒的でとかく勢いと正義感みたいなものだけで収入も労働時間の目処も立たずに始めてしまうから失敗例が増えちゃうんだと僕は思うな。

次の報道内容からは成功例について。

はじめの成功例は京都市内のビル地下で植物工場を始めた例。ここは地下で野菜を栽培し、上階のレストランでその野菜を使ったサラダバーを提供する。これは見事なビジネスモデルだと思った。確かに植物工場は生育コストが高い、だが中間流通コストを全てカットでき、おまけに取りたての新鮮な野菜を提供できるってもんだ。

コストもたかが通常の2倍程度(?確か)と言うから中間流通や小売まで通すよりは安く仕入れている計算になると思う。通常の作物販売ルートでは非常に大まかに言ってスーパーの売価の1割ほどしか農家の手取りにならないのだ。

2番目の成功例は特殊な作物を作る例。植物の名前はアイスプラント。50gで何百円(忘れた)とかする希少野菜なのだそうだ。フランス料理に使われ、耐塩植物で、塩水をかけて生育するらしい。だから普通の農場だと塩害により他の作物にも影響が出るため難しいのだけど、植物工場ならそんなの心配ねーてもんだ。

3番目の成功例は有用な遺伝子組み換え植物を育てる例。インフルエンザのワクチン代わりになるタンパクを実に蓄積する稲を遺伝子組み換えにより開発し、この稲からできる米を50粒ほども食べると予防注射一回分の効果があるという。

言うまでもなく遺伝子組み換えの稲なので露地で栽培すると近隣の田んぼで作っているコシヒカリなんかと混雑を起こしてしまうので栽培が困難だ。でも植物工場なら密閉できるのでその危険を回避できるとゆーことだ。

4番目の成功例は乾燥地域など農地に向かないような地域への技術輸出の例。もちろん海外の例だ。植物工場なら余分な水を使わず、電力もソーラー発電などを持ちいればコストも軽減できるらしい。


以上、植物工場に対するイメージから生理的な嫌悪感を抱き理屈のない批判をする人もチラホラ見受けられる。でも実際的な議論としては、水の問題と電力の問題、及び肥料の問題の大きく3つの問題さえクリアできるのならそのメリットを活かし充分ビジネスとして成立すると思う。

また2次産業のような機械的な流れ作業に慣れている現代日本の労働者にとって植物工場は参加しやすいという点で従来の農業よりは優れているとも言えるのだ。工場で野菜を生産することに嫌悪感を持つ人はご存じないのだろうけど、もやし、そしてきのこ類の生産なんて今はみんな工場生産だ。植物工場となんら変わりないんだぞ、と。

そもそも化石燃料を消費し環境汚染を引き起こす、どう考えても人類の永続には「有害」と言える自動車は工場で生産してなんとも思わず、食糧問題や食の安全性に貢献し得る農作物を工場で作ることに対しては嫌悪するというのでは価値観がズレているというものだ!

ってちょっとムキになってみたりして。ついでに・・・・


植物な工場(壊れかけ)↓ 
植物な工場.JPG
またの名を廃屋とも言うが。


ラピュタっぽく・・・・・
ラピュタ.JPG



・・・・ないよね 
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クローズアップ現代(2009.04.08)

本日の内容は真剣に皆さんに考えて欲しいことを書きました。ので一度、最後の問題についてじっくり考えてみてください。


昨夜19時半〜のNHK「クローズアップ現代」見ました?私が1月に恐れていたことが現実になってました。そのタイトルは「“派遣切り”農業を目指す」。内容は、昨今の不況により派遣切りされた人達が農業に流れてきたのはいいが、その人材のほとんどが3日足らずで辞めて行ってしまう、というもの。昨年10月からの不況で、と報道されていたが、実際に“派遣切り”人材が農業法人になだれ込んできたのは昨年末から今年初めのことだったと思う。

私もこの不慮の事態に巻き込まれて1月・2月に農業法人の応募を何社か断られた。その農業法人らはいずれもこれまで人材難で苦しんでいた中の思わぬ“派遣切り”人材の大量流入に紅潮していたようだ。で、報道にもあったが、前述の通り採用からおよそ1、2ヶ月しか経っていないと思われる現時点でほとんど残っていないらしい。そして今更ながら工場など、2次3次産業からの“派遣切り”人材と農業という仕事とのミスマッチングがあったとコメントされていた。

う〜ん。前にも書いた通り、農業には36協定すら適応されない。多くの農業法人では一日の労働時間すら決まっていない。残業代なんて概念はほぼ全くない。そういう世界だ。またお叱りを覚悟で言わせてもらうと、派遣や契約社員だった方々の多くは、正社員と違って責任感や残業がないなんてところにメリットを感じたのだと思う。派遣・契約のメリットはそこにあるのだから。

一日の労働時間がほとんどキッチリ決まっており、もし残業したらその分だけもらえるのは当然と考えている彼らにはどう考えても農業という選択肢はミスマッチだ。彼らの多くは仕事に生き甲斐を持つのではなく、アフターファイブにこそ生きている意味を見出すような人ではないのか?

私の親父はかつて農業振興センター所長なんて偉そうな肩書きを持っていた。ので未だに近隣市町村の農業法人の社長さんからたまに連絡がある。2月頃に千葉県東地区のとある大きな農業法人の社長さんが“派遣切り”人材の大量流入に興奮して彼らの住居を新設するとか言っていたらしいのを傍らで聞いていた。今頃大丈夫なんだろうか・・・・・。

こういった農業法人さんはきっと全国でたくさんあるのじゃないだろうか。少しだけ分別のある人なら分かりきっていた結末だと思うのだが。そういう“派遣切り”人材を一切採用しなかった農業法人の例も放送されていた。

その農業法人は外国語大学卒の正社員を雇い海外に販路を拡大しようと画策しているとのことだった。それはそれでまた違った問題があると思うのだが、その件はまたいずれお話ししよう。ま、いずれにせよ我々のように初めから真面目に農業をやりたいと考えてきた人達にとって今回の事態は正直に多大なる迷惑を被ったと思わざるを得ない。


農業分野に本気で人材を流入させたいのなら、道は2つしかない。

一つ目は、農業所得を、時給にして現在の2次3次産業並みに増加させる政策をとること。

二つ目は、現代社会の物欲に支配された社会的価値観を捨て去る教育を広めること。

私の考えでは一つ目の政策についてはすでに先が見えてきていると思う。その兆しは「ゆとり」や「スローライフ」というキーワードが示しているように思える。人と比べてより多く、豊かに、なんて比較しながら生きたら辛いのだ。仏教の示す煩悩の概念そのものだ。いくらモノやカネを持っていても自分を見つめる時間や自分の精神性を高めるようなゆとりがないと人間は満足できない、ということにそろそろ気付いても良いのではないだろうか。

改めて言うが、何故農業をやりたい、或いはやらなくてはならないと思うのか。について話そうと思う。これはよく言われるように日本の食糧自給率の問題がある。そしてその問題の懸念材料として中国・インドなどの人口大国の急激な経済成長がある。日本は食糧自給率が低いので海外から買わなくてはならないのだが、恐ろしいことには、実際に、現在でも、中国に対して一部食糧の「買い負け」しているという事実もあるのだ。

ほんの近い将来、多分後10年もしない内に日本は食糧を購入する競争力を失い自国で作るしかなくなるのではないだろうか。その時になってもっと本気で農業人口を増やさなくては、なんて言ってたんじゃ手遅れだ。

この前、飯島の先進的な農業法人さんらも話していた。将来いざ日本が食べられなくなったとしたら、「僕らは都会の人間の面倒なんてみないよ」と。当然だろうね。彼らは頑張って農業を発展させようと、自分の手で少しでも安心・安全な作物を作ろうと努力しているのだ。それを横目で見ながら知らんぷりしてカッコ良く、スマートに都会でサービス業なんかにウツツを抜かしている奴らなんか知ったことではないだろう。


多分10年以内に、日本は深刻な食糧難に直面すると思われます。あなたはその時のために今何をしようと思いますか?



無責任な日本人へ 
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農作業ってば・・・・(2009.04.05)

昨日のブログのコメントに少し書いてましたね。沖縄での農作業体験の感想が。

普通のOLやサラリーマンやってた人にとっては多分一日6時間の農作業でも辛いはずだよね。この前の飯島の農業体験なんてお遊びだったってことがよくわかったんじゃないかな?僕は飯島では農作業が早いなんて言われてたけど普通の農家に行けば立派な足手まといだからね。これでも毎日8km位走ってんだけどね。

ま、農業なんて体動かすのが好きじゃない人にとっては楽しくないかもね。でもご飯がすごく美味しく感じてるはずだし、気持ちよく熟睡できてんじゃないかな?そういうことに幸せを感じられると農業って楽しいよ。人間が生きるってことの原点じゃないかな、そういう生活。

自慢みたいになるけど、私はお遍路の準備として昨年の5月の末頃から2ヶ月間ほど、千メートル級の低い山を毎週末登山してた。サラリーマンしながらね。それでお遍路行く前の7月末から8月の初めにかけて山梨の農業法人に1週間農業研修に行ったんだけど、ものすごい暑い日で同じく研修に来てたサラリーマンだった40歳の男性は熱中症で倒れちゃった。意識障害が起こり始めていたとのことで後遺症が残りかねない危ない事態だったんだ。

同時期に3人研修に来てたんだけど、もう一人の50歳のおっちゃんは普段から10kmくらい走ってるって人でピンピンしてたし僕も全くなんてこともなかった。普段から運動してるってことが生命維持にどれだけ重要なことか思い知らされたな。

ま、そんなの全くかんけーないんだが、私見によると農作業に一番役立つ筋肉は腹筋だと思うな。あんま収穫とかには役立たないけど、スコップとかで土を掘ったり土を道具でどうにかするような作業は腹筋が最も重要だと思う。歩く時も下り坂では腹筋を良く使うしね。だから普段から腹筋だけは筋トレしてるので、この歳でも僕の腹筋は北斗の拳ばりに、

7つの穴が空いてます(ってそっち?)


それって犯罪者かヤクザじゃねーのか? 
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